2011/02/22

Day 2: Seattle: Gas Works Park & more 

北シアトルにあるGas Works Park という公園で凧をあげることにした。日本の師匠に名前を聞いていた場所だ。


昔ガス工場だった場所で、錆びたガスタンクが今も残されている。Lake Unionに面していて風もあるうえ、Kite Hillと呼ばれる丘もある。みんなピクニックしたり、ジョギングしたりしていた。




Lake Union にも面していて、景観もなかなか素晴らしい。が、最初に言っておく。
全くうまく揚がらなかった。
風のせいばかりにしたくないが、不安定ですぐに下がってしまう。本当はカイトフォト(凧にカメラをつけて撮影すること)をやりたかったのだが、十分な高さに上がらない。そんな状態が2時間ほど続いた。
その後、手袋をつけていない拍子に強い風が吹き、勝手に凧がどんどん上がって行ってしまった。糸の張りがあまりにも強かったので、引き戻そうとした時に凧糸で指を切ってしまった。この点は日本で師匠に再三言われていた。油断していた自分が悪い。さらに凧を下ろした時には、凧糸が凧の先のしっぽと絡まってぐちゃぐちゃに。
あらためて文字にしてみるとどうってことないし、ある程度こういうことも予想していた。だが、ほぼ初めて来た公園、しかも異国、で指を切って1人で糸をほどいている時は、ただただ先が思いやられて悲しくなった。

ただ、こんなに何もかもうまくいってないのに、風を支配したくなる気持ちもわかる気がした。気まぐれだし、目に見えないし、ままならないことだらけだし。ちょっとでも動きや向きが読めたら、すっごく難しい相手と心が通じたような気分になれそう。ま、凧や風に限った話ではないが。
その後はこの公園近くにある Gasworks Kiteshop に遊びにいったり、バスを乗り継いでPike Place Marketという市場をざっとみて回った。(ところで師匠、Kathyさんがリグに感心していましたよ) 

シアトルには金曜日に着いたばかりだが、日曜の昼にはPortlandに移動するので、実質2日ほどの滞在だった。観光というよりか、住みやすそうな街という印象だった。交通網がものすごくよくて、街の中心部はバスで無料で移動できるし、滞在中は乗り倒していた。バスを待っている間、バス停でいろんな訛りの英語の人たちと話したのも、勝手に "アメリカ" を感じて 楽しかった。この旅行のことは何回も話すので、すっかり説明がうまくなってしまった。みんな、私の旅程の急さや、ルームメイトは南回りで旅行していて後にコスタリカで合流することを話す時点で結構驚いてしまうので、凧のことまで話が及ぶと "わけが分からない" という反応をするのも面白かった。(そろそろこの流れも飽きてきたので、もっとentertainingな方法で説明できるよう試みたい)

あと、シアトルに限った話ではないが、アメリカのごはんは、自分がどういう感じのものを求めてて、どう調理してあるのがベストかを、いかに相手に伝えられるかが胆だと思った。日本は、私の印象だと、テーブルにサーブされる時点で味が「完成」されたものがほとんどだと思う。アメリカで私はそれを求めなくなった。味が足りないと思ったら適当に調味料で整える。(たいてい濃すぎることの方が多いんだけど…たぶんある程度のお金を出せばそんな細かいこと、いちいち考えなくてもいいとは思うけど、そんなに裕福な旅行ではないので。) 例えばサンドイッチひとつ頼むのも、パンの種類、トーストするのかしないのか、ソースは何にするのか、付け合せはシーザーサラダか、フレンチフライか、抜いてほしい/多めに入れてほしい野菜はあるのか…をできるかぎり丁寧に伝えるに越したことはないと思った。2日くらい滞在した印象だから、全くあてにならないけど!

そんな2日目。

では、また!

1 件のコメント:

  1. 初日からビッグアクシデント、揚げ糸で指を切る、火傷をする、よくある話です。

    突風などのアクシデントに備えて、長さ20cm、太さ2cmぐらいの棒を用意されることをお勧めします。いざという時、揚げ糸を棒に2~3回巻きつければ、素手でも対応できます。
    使わないとき、私は腰に差しています。サムライです。
    揚げ糸の元をなにかに固定するのも、一つの方法です。周りに何もなければ、その時は自分の体です。

    凧を巧く上げるコツ、両手を自在に使うことです。その方法を会得してください。そうすれば凧は思うように動いてくれます。風次第ですが、、、

    今後の凧揚げレポート楽しみにしています。

    師匠の友人、酒呑童子より、

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