2011/03/03

Day 6-7: San Francisco

カリフォルニアは、細かいことは抜きにして、全体的にようわからんが、とにかく素敵な場所だと小さい頃から刷り込まれてきた。繰り返し見てきた「天使にラブソングを」や「フルハウス」の舞台がカリフォルニアだったことがかなり大きいと思う。
AmtrakのEmeryville駅から連絡バスでFisherman's Wharfに移動し、荷物を預けるために、Union Squareまでまた別のバスに乗った。チャイナタウンを通るバスだったのだが、どんどんバスの中の言語は中国語になっていった。前に座っているおじいちゃんは、私に中国語で必死に何か話しかけてくる。"Sorry, I don't understand Chinese." と言ってもいっこうに話をやめる気配なし。そのうちバスが混んできて、新たな乗客が入るスペースがなくなり、運転手が"Move back please"と言っても、誰も後ろに動こうとしない。運転手がシートを離れジェスチャーで誘導して、やっとみんな移動した。
皮肉などではなく、ただただあっぱれだと思った。

荷物を預けてから、サンフランシスコの西側にあるGolden Gate Park やビーチで凧あげした。この頃には、初めて訪れる公園で1人で凧あげすることにほとんど抵抗を感じないようになっていた。(何の修行だ)




 珍しい凧なので、いろんな人に声を掛けられた。ビーチでは凧あげをしている人達が沢山いて、特にカイトサーフィンという、凧あげとサーフィンを組み合わせたもの(文字にしてみると余計アクロバティックだ)をしている人達が多かった。


あっという間に夕方で、空も暗くなったので、空撮は次の日に賭けてみることにした。

その日の夜は、前から気になっていたairbnbでみつけたAlyssaとNicolasのアパートに泊めてもらうことにした。これはお金を払って人のうちに泊めてもらうシステムで、世界各国にネットワークがある。滞在後、泊まらせた方も泊まった方もお互いreviewしあうので、良いホスト&ゲストでいざるを得ない。



 気軽に見えるが、お互いの責任があってこそ成り立つ仕組みだと思う。初対面の人の家で、手作りの夕飯をごちそうになり、シャワーを借り、眠らせてもらうのは、こちらがお金を払っているとはいえ、やはりおかしな感じだった。ただ、頼り方って大事だとも思った。相手に勝手に期待しないこと。自分はどうしたいか知っておくこと。それはネットを介そうが、そうでなかろうが同じだ。

次の日は北の方にあるGolden Gate National Parksで空撮をしてみることにした。日本の凧あげの師匠だけではなく、Nicolasもお薦めしてくれた場所だ。小雨降りだったが、止むに違いないと念じていたら止んでくれたので、晴れている間に空撮することにした。


 何度かトライしてやっと、ゴールデンゲートブリッジを背景に、空から写真を撮ることができた。うまく写真が撮れたと思ったら、またすぐに雨が振りだしたので、凧あげはそこで切り上げた。




夜にはもうメキシコシティ行きの飛行機に乗らなければいけなかったので、その日がアメリカ滞在最終日となった。
慣れたと思った頃には別れなきゃいけない。大概の旅行とはそういうものだと思う。
今回のアメリカ滞在に関しては、各都市の滞在時間がとても短かったので、慣れないうちに別れる、みたいな感じだったけれど、滞在時間が短ければ自ずと集中するものだとも気づいた。東京では救いようがないくらい方向音痴なのに、ほとんど道に迷わなかったし。いつも自分が一番ようわからん。
そんな6日目と7日目。

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