さて凧あげ。目星をつけていた2つの公園に向かってみる。
ひとつはBosque de Chapultepec。敷地内に美術館や劇場もある広大な公園だが、木が多過ぎて凧あげには不向きと判断。
ピエロが大道芸をやっていたので背伸びして覗き込んでいたら、"Japonesa?(日本人?)Come on!"と前に呼ばれた。巻き込まれてみることにしたら、案の定、踊らされた。
自分が踊っている間の映像は撮れなかったけど、上のような踊りをオアハカ出身の男性と踊った。他にもピンクパンサーのテーマに合わせて忍び足でどこかに侵入するフリとか、タイタニックの有名な船の先頭でのシーンとか...。はりきってたら賞品までもらった。
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賞品。ピエロが作ったバルーンアート! |
その後場所を移動して、前日に友人たちと散歩したUniversidadあたりの公園に行ってみたら、凧あげをしているちびっこたちがたくさんいた。
私も凧を広げて準備してると、上の写真左側にいる男の子が、"bueno" とか ”aire" とか言って、私を別の場所に連れて行こうとする。とりあえずいい風があるらしい。
のこのこ彼について行ってみたら、この子むちゃくちゃ凧あげ上手。
Hectorという名前と11歳という情報しかわからないまま、とりあえず4時間、いっしょに凧あげし続けた。(その間ほとんど休憩なし)
私だけではなく、公園にいた他の凧あげしているちびっこ達にもちょっかい?いえ、指導し回ってたし...何者だったんだろう、奴は?
しかしやっぱりやらかしてしまって、高い木2本にわたって、凧をひっかけてしまった。
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凧、救出作業中 |
するとHectorが大人たちを大勢集めてきてくれた。肩車したりしてみんなでなんとか凧を救い出した。こういう状況で感謝を伝える言葉が乏しいことが悔しかった。
凧を救出後もさらに凧あげは続いた。
4時間くらい一緒に同じことをやってると、私はほとんど英語、Hectorはスペイン語しか話さないのに、なんとなく話が通じているように思えたのがおかしかった。
その後Hectorに、帰らなきゃいけない旨を伝えたら、いままで何事もなかったようにあっさりと"Esta bien, chao!"と言って走り去ってしまい、友達から奪いとった自転車で、公園をぐるぐる旋回していた。さっきまでの蜜月(死語)は何だったの?急に冷たくしないで!
そんな日曜日。ものすごく日焼けした!